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情報の真偽は自己責任☆
2008年08月27日 (水)
 よく《エヴァンゲリオン以前にこのような作品に出会ったことがない》という言葉を耳に聞く。
 当時からすれば、『濃厚な設定』と『キャラの心象(心傷)風景の緻密さ』が目新しく画期的な手法で描かれていたとされる。
 だが、このような設定は“敢えて”作品内では描かず、想像させる(もしくは既定の事実で明記しないもの)モノであったと私は考える。
 ギャグと異端なキャラで世相を風刺する『天才バカボン』、『ひみつのアッコちゃん』などを代表とする赤松作品、深遠で仏教哲学『火の鳥』や『私はロボット』の流れを汲むや『鉄腕アトム』、金と死と誇りの『ブラックジャック』の手塚治虫、果ては夏の映画の代名詞となっている『ドラえもん』でも、『パーまん』でも『笑ゥせぇるすまん』でも、『力とは何か?』、『生命とは何か?』、『正義とは何か?』、『犠牲とは何か?』、『トラウマとは何か?』、『克服とは?』、『勝利とは?』、『幸せとは?』……etc。
 そう。言わないだけで、当然として描かれている暗黙の了解であった。
 誰もが当然として、内に秘めるが、特段言葉に出すことなく、登場人物とストーリーの流れを描くことに力点を置いていたと思われる。
 ※漫画家の作品テンプレにされる『鳥山あきらのドラゴンボール』は初期(少年時代)はこの流れを組むが、後にバトル漫画と化すので省く。
 ――いわば、『純文学的』と考えてよい。
 つまり、『私小説』めいた、『私』もしくは、『作者』視点で描かれている。
 我々読者は、観客として、はたまた視聴者として、その光景(舞台or活劇or時代劇)を見ている状況だ。
 しかし、先にあげた《エヴァンゲリオンすげぇwwwwww》という話が、批評家や作家などの専門家や、『オタク(職人)』で特に言われた時期があった。
 そう。可笑しいぐらいにいわれた時期があった。
 右を見ても左を見ても、《エヴァかっこいい!》、《綾波萌える》、《アスカ萌える》、《シンジはヘタレだけど、カッコイイ》、《時代の先の先まで読んでいる作品だ》と、大絶賛で、メディア雑誌にしかず、マスコミや数々のホームページ上で広がり、世界にも多くのファンを獲得している。
 これは、1995年の放送から今の『パチスロのアニメ化ブーム』にまで及ぶロングセラーである。
 ――だが、別段、目新しいことはさしてない。
 何度も上げることになってしまうが、《エヴァンゲリオン以前にこのような作品に出会ったことがない》と言われることが多いが、それは何故なのだろうか?
 ――結論から言えば、『良い作品に出会ったことがない』だけだろう。
  かの『転載主義者(猫耳白衣)』に言わせれば、【作品に食われた】のがたまたま『エヴァンゲリオン』であって、そこで『エヴァを基準とした“萌えさし”』を手に入れ、『エヴァに比べてどうだ』、『綾波に比べてどうだ』という思考を条件反射で行っているだけだろう。
 歴史上の作品群、有名なところでは、『ハムレットなどのシェークスピア』や、『源氏物語などの紫式部』然り、『オタク(職人)文化=アニメ』をベースに考えるならば、先ほど上げたアニメ群でも十分に『濃厚な設定』や『キャラの心象(心傷)風景』などの『テーマ(批評家的に言えば、物語か?)』は描かれていた。
 ――ただ、明言されず。
 ――ただ、ぼかされ、デフォルメされた暗喩の如くに当然の如く横たわっていた。
 極論、読者が気付けば、いくらでも理解できる社会背景および思想・哲学と共に――。
 それが、『エヴァンゲリオン以前』と呼ばれる作品群であろう。

 
 さて、《エヴァンゲリオンすげぇwwwwww》と言われるのは何故だろうか?
 この作品には、特別な何かがあるのだろうか?
 長ったらしいことを言えば、話が長くなってしまい、描ききれなくなるので、完結にまとめる。
 ※チラシ裏に収まらなくなる危険がある。
 ※詳しいことは、『その道(未知)』に専門家に任せる。
 ※あくまで、私の研究テーマ【殺人に至るメカニズム】の解明である。

以下、箇条書き。
1、『エヴァンゲリオン』は『失敗談(トラウマ)』を前面に押し出した作りである。
 ※主人公である『碇シンジ』や、『綾波レイ』、『アスカなんたら』、『ミサト』、『碇司令』、『その他』。
 ※トラウマを克服すべく、どうするかを感情を込めて描いている。
2、『キャラクター視点』の多様⇒『ライトノベル的』の確立。
 ※語り部を登場人物とし、キャラ固有の性格で強く印象付ける。
 ※『逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ』に見えるようなセリフ回し。
 ※『僕がエヴァの操縦者です!(うろ覚え)』などの感情の爆発など。
 ※後に、蔓延る『ライトノベル』と呼ばれる文章群の温床となる。
3、売れた理由は、『ライトノベル的』であったから。
 ※ライトノベル的=際立った変容に富む感情の表現文章。
 ※but,純文学的に見れば、稚拙で未熟な欠陥文章。
 ※だが、『似た境遇or年代(=価値)』を持つ観観客への浸透力は甚大。
 ※キャラと自分を同一視しやすい。
 ※『ギャルゲーorエロゲー(ノベルゲ)』などに多用される所以。
 ※余談:ライトノベルと呼ぶ呼称は気に食わず、文章群と私は呼びたいが……。
4、『エヴァンゲリオン以後』の作品の大半が『ライトノベル的』である。
 ※後の作家or編集者が成功に学んだため。
 ※作品に触れた『観客(ファン)』が【作品に食われたため】。
 ※エヴァを基準とした作品を作ることを暗黙のうちに進めたため。
 ※別口で始まった『漫画&ライトノベル&メディアミックス』による業者戦略のため。
 ※『心象(心傷)トラウマ』を前面に出した作風となる。
5、ネット社会の普及⇒『他人の幸福』を容易に得られる時代。
 ※blogやネット、掲示板での『私小説(徒然ない日記)』の氾濫。
 ※個の感情むき出しによる雑多文章の洪水(日本のblog文字数は世界一ィィィィ!)。
 ※検索により、誰もが、『他人の私小説(=人生)』を知ることが出来る。
 ※その多くが、ライトノベル的である。
 ※(論文調、散文体、ケータイ小説風など、様々であるが……)
6、『他人の私小説』により、『知らなくて良い』ことを知る。
 ※世界情勢、国内情勢、年齢相応の諸事、『グーグルマップ(3Dの)』の地形把握。
 ※分相応の過大技術(株)、犯罪技術(麻薬合成、売春、極論:殺害方法)など。
 ※自分と他人の格差を知り、共鳴or反発する。
 ※低年齢での恋愛or性交or金銭獲得(才能的成功例)などの体験。
 ※『サラリーマンの一生涯賃金』⇒『働いたら負け』⇒『ニート勝ち組じゃね?』。
 ※『バクマンを知った』⇒『リーマンワロスw』⇒『俺は漫画家の世界の神になる!』。
 ※『漫画家を目指した』⇒『でも、才能なかった』⇒『鬱だ、死のう』。
 ※殺人or自殺の温床⇒殺人思考の加速。
7、ライトノベル的であるがゆえに、洗脳の如くネガティブ(自殺思考)へと進む。
 ※人間は嫉妬する生き物である。(人が“人間”である限り避けられない)。
 ※プラスに考えるよりも、負の感情を強めて、足を引っ張りやすい。
 ※それは他者だけでなく、個人へと向かいやすい。
 ※また、『みんな犯(殺)ってるし、自分もやっていいんじゃね?』←集団心裡。
 ※ゆえに、近年の自殺増加に拍車をかけている。
結論:ラノベ的で、メンヘルだから、死んでもいいよね?☆
 ※自分がカワイソウです。
 ※自分はガンバってるのに、スゴくカワイソウなんです。
 ※みんなガンバってるけど、格差なんです。
 ※生きてるのが、イヤなんです。
 ※でも、死ぬのも、なんかイヤです。
 ※そんな自分を誰か、かまってください。
 ※P.S 応援コメだけください。(正論コメは入りません)。

 とまぁ、実験も検証も統計も取ってないが、その“流れ”にあると思う。
 大半が、『なんちゃって(笑)』で、『かまってちゃん』だが、周囲にこれだけの“マイナスの流れ”があれば、コトに及んでも仕方がないだろう。
 ゆえに、自殺が流行しているのではないだろうか?
 ※殺人件数自体は減少しているが……。
 ※実験、検証、統計、理論完成と行きたいが、この国の法律が問題だな……。

 以上、『エヴァンゲリオン以後』と『ライトノベル的文体&作風への変化』から見る『自殺思考の加速』を終える。

 次に殺人件数の減少と自殺数の増加の相関関係について述べr――。

――――――――

――――

――

「――おい、何を見ている?」
 と、いきなり背後で声がした。
 ついで、『バタンッ』と、ドアが閉まったような気がした。
「ちょっ! 『白眼鏡』教授(先生)! 
 いやっ、別に呼び出されて、待たされてる間暇だったからって、次の試験の答えとか、物色してたわけじゃないですよ? ――ただ、机の上に乗っかってた特売のチラシに眼が行ってただけで……」
 ――うん。チラシを見ていたのは本当。
「で、そのチラシには何が書いてあった?」
「いやぁっ、なんというか……。この肉の安さ『100g50円』ってのは、国産牛肉の生産コストから考えると、絶対どっかの隣の国から仕入れた偽装品としか思えないですが。――すっごい暴論ですね」
 うん、ものスゴい暴論だった。
 誤字脱字、表現の自由さはともかく、『チラシの裏』だからって、ここまでびっしり青色ボールペンで書きなぐって、書き切れないからって、表の余白に書いて、さらに足りないからって別のチラシ裏に書いて、さらに足りないからってそれを何枚もやって、最後にクリップで止めてるようなチラシ裏ってどうよ?
 しかも、すっごく可愛らしい丸文字の筆跡は、どこぞの女子高生ですか……?
 ――でも、内容はすっごくエグいです。
「あぁ、それは朝食後に皿洗いをしてる最中に思いついてな。恥ずかしながらに『チラシ裏』というヤツだ。朝の連ドラを見ながら、特ダネを見ながら、まとめた徒然なるメモ書きだ。――お前たち『ゆとり世代』には、漫画を題材にしたほうがわかりやすい講義ができると思ってな」
「…………」
 と三点リーダーを4つつなげて絶句をアピール。
 “徒然”でこんなモン書かれてたまるか! ついでに、何気に“ゆとり”ってバカにされちまったぜ、コンチクショウ!
 女子高生の可愛らしいポエムと間違えて読んだ思春期男子がいたら、きっと間違いなく堅物な文型少女とかヤンデレを想像して、人生間違った方向に進むかもしれないじゃないか。《ちょっ、あんなおとなしい顔してこんなコェこと考えてるのか!》、《うかうか声かけたら変なフラグ立っちまうぜ》、《主にBAD END的な意味で》って。
 でも、『白眼鏡』は、『女子高生』っつうか、ロシアンマフィアとか、軍曹みたいに威風猛々しく、白衣を羽織ってる『美人教授様』 で、『殺人容認主義』っぷりもさすがです、ホント、ありがとうございました。
 つうか、『殺人視考』とか『矛盾発見器』って私らのこと言うけど、ホント、職病だよね。
 あれ、なんか私は自分に同情してるのか、先生に同情してるのかわからなくなってきた。
「さて、本題に入ろうか?」
「えっ、あっ、はい!」
 うわっ、めっちゃ変な返事をしてしまった。
 なんか私の心象描写、ヒドイことになってなかった?
「――本題って、『ケータイ小説を書く輩の大半が電波ソングを書くのと同じ思考形態なのか』ってことですか? ――うわっ、めっちゃコワい顔しないでください。そんなまるで、人を殺したことがあるかの眼で見られたら、ますます混乱しちゃいますって!」
 もう、色々混乱してますって。
「――それはそれで面白そうだ。だが、それはまたの機会に回そう。――“本題”の『例の事件』についてのレポートを聞かせてもらおうか?」
 そういって、『白眼鏡』は、据わり心地の良さそうな『重役椅子』から机に重心を移動させながら、ら、『碇司令』のような姿勢で私を視てくる。
 ショートヘアの少女が、頭を掻きながら、《あぁ、そうだったな》とぼやきながらに口を開く。
 といっても、それは『白眼鏡』のトレードマークの『白色フレームの眼鏡』に映る私の姿だったりするんだけど。
「はい、それじゃ茶番はこの辺で、いつもながらに噂について話しますよ?」
 そう、今まではチラシ裏。
 『白眼鏡』の合図で、これからが本番だ。
 いつもの『教授部屋』で、あの事件にまつわる噂を話そうか――。
 ――私が知っているとっておきの都市伝説を。
 
 異常のように、シリ/めつれつに。

 【チラシ裏(了)】



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